子どもの抜け毛
赤ちゃんの頃に起こる抜け毛は心配の要らないものが多いのですが、子どもの頃に起こる抜け毛は少し心配です。赤ちゃんの場合は産毛が生え変わったり、首を動かすようになって枕との摩擦によって抜け毛が起こることがほとんどであり、子どもに起こる抜け毛はストレスが原因となっていることが多いのです。
現代では小学生の子どもの頭にもストレスから抜け毛が起こり円形脱毛症になるということもよくあります。子どもの抜け毛は、友達関係が複雑になっていることや、いじめなどの問題が考えられます。
しかし、ストレスだけが子どもの抜け毛に関係しているのではなく、抜け毛は他にも原因があるのではないかと考えられています。子どもの円形脱毛症が起こる原因は、ストレスで抜け毛が起こるという説の他にアレルギーにより起こる、自律神経系や内分泌系のトラブルが原因で起こる、遺伝的なものであるなど、いろいろな説があります。
子どもの抜け毛の予後はさまざまで、1ヶ月程度で自然に毛が生えて治っていくものから、数年間も毛が生えないもの、生えてもまたすぐに抜け毛を起こしてしまうものなどいろいろな経過をたどります。抜け毛で円形脱毛症などになった場合、子どもは十分不安を感じているので、親が必要以上に心配しすぎないほうが子どもの抜け毛治療にとって良い結果をもたらすようです。